春の海
ひねもす のたり
のたりかな
と、いう感じでスキンを変えてみました。
東国原知事で、全国的に知名度の上がった宮崎県。
葉桜でも使用している日本で最も高価な「ちりめんじゃこ」や、「完熟金柑」など自然の恵みとそれを加工する技術は、全国でも屈指の存在なのではないかと思う。生産者の方々は、きっと勤勉で向上心が強いのだろうと思っていつも宮崎産の製品を使用させていただいている。
でも、僕の知る限りの「宮崎県人」の特徴をひとことでいうと、「茫洋」と云う言葉がうかぶ。
当たり前の事だけど、全ての宮崎県人が茫洋としているわけではなのだけれど、なぜか僕の知る宮崎の人は、程度の差こそあれ「おっとり」とはちょっと違うつかみどころの無い、おおらかさがある人ばかりに感じるのは何故だろうか。
都井岬から、日南海岸に続く長い海岸線は僕の最も好きな日本の海で、何時訪れても光に溢れていて(それがたとえ冬であっても)寛やかな気分にしてくれる。
この自然に寄り添うように伸びやかに仕事をされることで、かくも素晴らしい製品が産まれるのだとしたら、朝から晩まで走り回って働いている僕などは、なにか考え違いでもしているのかもしれない。
光溢れる宮崎の海岸で、ひねもす、のたり、のたりと、まどろんでいたいねえ。